輪読会やってみた

11月頭から会社で輪読会を実施しました。

このたび全8回のスケジュールが完了したのでふりかえりをしていこうと思います。

輪読会の開催は試験的に行われたもので参加メンバーも初めての経験だったので、取り組みの中で良かったこと・悪かったことなどをまとめてリファクタしていきましょう。

基本的には僕個人の感想なので他のメンバーの意見とまとめたものではありません。そうした作業を行うときの情報としてまとめます。

概要

教本

達人プログラマー

新装版 達人プログラマー 職人から名匠への道

新装版 達人プログラマー 職人から名匠への道

参加メンバー

3人(自分含む)

進行/方針

  • 1章/回,1h/回
  • 各回に進行役を任命
  • 事前にメンバー全員がその回の章を読んでいる前提
  • 進行役は事前資料を用意(担当章のまとめ)
  • 事前資料の集約/共有を以って成果物とする

プラットフォーム

開催場所: 会社の会議室

資料共有: vstswiki (輪読会用にプロジェクトを作成しました。)

振り返り

良かった

ドキュメントのフォーマット/プラットフォームとしてvstswikiを採用した点

必ずしもwiki/vstsである必要はないけども、教本にもあったようにドキュメントがWebベースのフォーマットで記述されていてネットワーク内でチームメンバーが閲覧可能であるようにすることが達成できていたと思います。 今回の実践の中では資料の共有/公開という点で意義があったが成果物そのものの品質という点で更に活用できたら良かったのかなーとも。

各回のボリューム

仕事の合間に実施する量としては1章ずつというのはまあ適当だったのかなと思います。
週一というペースに関しては、速すぎることはないと思うが週二でやってみるとどうなのか気になるところです。

読書の動機付け

単純に(良い意味で)半ば強制的に読書ができるので、適切な教本選定と併せればそれだけである程度意味はあるのかと思いました。

改善の余地あり?

事前準備と進行について

事前資料 = 成果物 とするために資料をテキストの要約という形式にしました。 が、輪読会そのものの進行がただ資料の発表のような形式になりがちで議論を深めるという方向性にならなかったのかもしれません。
議論を深めるまでいかなくても、テキストの表現のままに「あ、ふーん」で理解したつもりにしないようにするためにはどうすれば良いか考える必要があります。

事前に読んでおく必要があるか?

開催当日までに参加メンバーはその章を読んでおくようになっていますが、今回の教本であれば初見(に近い状態)でも問題なかったと思いました。 というか実際読まずに参加してみたところでは、むしろその場で「ここはどうなん?」とか「あーそういうことか」みたいな感じで話し合いに自然に持って行けた感もあります。 とはいえこれはテキストのジャンルや難度、ボリュームにもよると思われます。

進行役の意義

今回は進行役を3人でローテーションしました。 進行役と言っても実質的には3人とも対等な立場(経験、知識的に)になってくるので本当に進行を回す当番のポジションです。 ある程度その技術や教本に理解のある人にマスター的な立ち位置で別に参加してもらうのも良いのかなとも思いました。

総括

いろいろ書きましたが、1度の実践ではちゃんとした分析にも情報不足だと思います。ので、またやりましょう!